いい雰囲気のやきものがつくりたいです。
名品であろうとガラクタであろうと自分が感動したものをかたちにできればと思っています。
こだわるべきことは、最後にできあがるものであって、どんな窯で焼いたとか、どんな土を使っているかとか、
薪は何だ、何日間焚いた、何度で焼いた、誰が作ったとかは、本当はどうでもいいことだと思います。
やきものづくりは、失敗ばかりでうまくいかないことばかりですが、うまくいかなかったことの中からも何かを
拾い上げたいと思ってやっています。大切なことは、土や窯と向き合って、注意深く小さな変化も見逃さないように、
土や窯の声を聞くことだと思います。土や窯に教えてもらいながらやきものを作っています。